マッサーージとレイキのお店「さゆら」のセラピストが気まぐれに更新する日記です。
20代の前半、まだ長女が2歳頃だったでしょうか、忘れられない夢を見ました。
夢のニュアンスをうまく伝えられる自信が無くて、ほとんど誰にも話さずにいました。 宇宙のどこかの惑星の、銀河鉄道のようなプラットホームで、たくさんの人が醜く争っていました。 この惑星はもうすぐ破滅することになっていて、 惑星中の人々が、我先に脱出しようと、プラットホームに殺到していました。 誰もが死の恐怖にパニックを起こしていて、弱い人たちは群集の下敷きになっていました。 誰もが人間らしい心を失っていて、暗い宇宙に囲まれたプラットホームはまるで地獄のようでした。 すると、そこへ、オレンジ色の不思議な光に輝く、とてつもなく巨大な列車が、 音も無く、ゆっくりとプラットホームに滑り込んで来ました。 醜く争っていた群衆は、その列車のあまりの大きさと、圧倒的な神々しさに、 一言の言葉も無く、あっけにとられて立ち尽くしました。 列車の扉が開いて、群集は無言のまま、魔法にかけられたように次々と列車に乗り込みます。 わたしも不思議な気持ちで列車に乗り込みました。 列車の中は、あたたかいオレンジ色の光に満たされていて、 惑星中の住民が乗り込んでも、充分な広さがありました。 列車は無限に広がっているようでした。 包み込むようなあたたかさと、完全な静寂と平安が、そこにはありました。 群集は、みんな安堵して、満たされた笑顔で、思い思いの椅子に腰掛けました。 もう誰も、不安ではありませんでした。 誰もが、この上なく充分に満たされていると分かったからです。 はじめから、何も不足するものなど無かったのでした。争う必要など無かったのでした。 夢から覚めた時、わたしは声を出して泣いていました。 こんな気持ちで泣くのははじめてでした。 宇宙の無尽蔵の慈愛、これを神様が見せてくださったと思っています。 「無尽蔵」というのは元々仏教用語で、「尽きる事のない」「無限の」という意味です。 宇宙の(神の)愛は無尽蔵なんですね。 だから、争ったり、奪い合ったり、不安になったり、恐怖したりする時、 わたしたちは、つくりあげた幻想を見ているんでしょうね。 スポンサーサイト
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