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マッサーージとレイキのお店「さゆら」のセラピストが気まぐれに更新する日記です。
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おばあちゃん、ありがとう。行ってらっしゃい!!
15日の20時半過ぎに祖母が光の世界へと旅立ちました。

夕方仕事を終えて、母と体の不自由な叔母を連れて、祖母の施設に駆けつけました。

祖母の部屋に入ると、いとこ夫妻と、叔父夫妻が静かにゆっくりと歌っていました。

お釈迦さまの教えをわかりやすく叔父が歌詞にした「シャンティ」という歌でした。

いとこ夫妻はかすかな音で、ギターとウクレレを爪弾いていました。

家族にゆっくりと体をさすられながら、

祖母は、ひと呼吸、ひと呼吸、懸命に吸っては吐いてを繰り返していました。

時々痛みが襲うのか、低くうなるような声が混じることもありました。

ああー、この空気感は馴染みがあるものです。

それは、自分自身の出産の時のことなのでした。

父の臨終の時もこんな感じだったので、

その時も、主治医の先生が「まるでお産のようですね」とおっしゃいました。


祖母の部屋に到着して、息を引き取るまでの2時間ほど、

家族みんなで、ゆっくりと祖母の呼吸のリズムに合わせて体をさすりました。

さすりながら、みんなで「南無阿弥陀仏」を歌うように唱えました。

叔父が祖母の耳元で「お母さん。もう逝っていいですよ。大丈夫、力を抜いていいですよ。」

と静かに声をかけたりしました。

叔父は祖母の頭に手をかざし、叔母は腰をさすり、

わたしは祖母の背中に手を当てていました。

やがて、祖母の体と呼吸が波にのって、ふっと抵抗が無くなるのを感じました。

それからは短く吐くような息が1分ほど続き、

次の瞬間、ふっと呼吸が止まりました。


死は、出産と同じです。

それを、身をもって感じました。

生まれる時はお母さんの力を借りるけど、

肉体を去る時は、

自力で「死」という産道をくぐって、

自らを光の世界へと生みださなくてはならないのですね。


「ああー、やり終えたね。おばあちゃんご苦労様でした。」

離陸成功!おめでとう!

まさにそんな感じでした。


魂が抜けた、祖母の体に、

みんな代わる代わるハグしました。

「みんな、今のうちに甘えといた方がいいわよ。」と叔母が言いました。

胸に顔をつけると、まだほのかにあたたかい。

おばあちゃん、大好きだったよ。ありがとう。

そう言いながら、涙があとからあとから溢れました。


きのうのお葬式の喪主の挨拶で、

叔父は、祖母が肉体を離れたとたん、

ほんとうにきらめくような眩しい光の中へと昇って行くのを見たと言いました。

あんな光景ははじめて見た、みんなにも見せたかった、と。

それから、息をすることは脈を打つこと。

この脈の拍動は、胎内に宿った時に、お母さんから受け継ぐもの。

そのお母さんは、またそのお母さんから受け継いでいる、

だから、命は、みんな繋がったひとつのものだと叔父は言いました。

命の聖火リレーみたいですね。

その火は、この地球に生命が誕生してから、一度も途切れたことが無いのです。

そして、その火は、他でもない光そのものですね。

これからは、おばあちゃんに手を合わせて、光と繋がることができます。


生前のエピソードをみんなで話しながら、

祖母がどんなに個性的で、自由で、チャーミングな人だったか、あらためて感じました。

比較的きっちりと神経質で、繊細な両親に育てられたわたしは、

おばあちゃんの、ちょっと枠からはずれたユニークな明るさは救いでした。

おばあちゃんから受け継いだ、光(愛)を、絶やすことなく伝えていきます。
















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