マッサーージとレイキのお店「さゆら」のセラピストが気まぐれに更新する日記です。
17年程前に片耳が突発性難聴になってしまい、その数年後に反対の耳も突発性難聴になりました。
今は軽度難聴で、補聴器も持っていますが普段は使っていません。 高い音が聴こえず、携帯の着信音はボリュームを最大にしているので、鳴ると周りの人が驚きます。(笑) 聴こえなくなって残念なものがあります。 虫の声です。 夕方外を散歩していると、子どもが「虫、鳴いてるねー。」と言いますが、わたしには全く聴こえないのです。 ところが、さっき窓の外から、とってもきれいな虫の声が聴こえてきました! ちょうどわたしの耳にも聴こえやすい周波数だったのでしょう、 とても澄んだ声で鳴いているのが聴こえました。 思わず「聴こえます!ありがとうございます!」と心の中で叫んでいました。 それは涙がこみ上げて来そうな、思いがけない感覚でした。 あー、本当はこんなに聴きたかったのに、諦めていたのだな。と、 自分でも気づかなかった気持ちに愕然としました。 生まれつき体の不自由な方は、それが「当たり前」と思って生きておられるのかもしれないけど、 「歩ける」「話せる」「聴こえる」「見える」ことを、心の奥で焦がれるように望んでおられるのかもしれません。 そう思うと、今歩けること、今話せること、今聴こえること、今見えることに感謝せずにおられません。 そして、不自由を味わうことなく生きている者には、ある「責任」があるように思うのです。 その「責任」を忘れずに生きていけたらと思います。 ありがとうございます。 ありがとうございます。 スポンサーサイト
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