マッサーージとレイキのお店「さゆら」のセラピストが気まぐれに更新する日記です。
「1Q84」読了。
村上春樹作品に読了後のカタルシスははなから求めてはいませんでしたが(^^;) 予想通りかなり宙ぶらりんの気持ちにさせられる物語でした。 ・・・泣きましたけどね。 (この作品で泣いたという感想はあまり聞かないけど。) 村上作品を読んだ後しばらくは、どんな小説を読んでも「生ぬるく」感じてしまいます。 後遺症アリです。 村上春樹さんは現在続編を執筆中で、来年「1Q84」の「Book3」が刊行されるとかしないとか・・・ <この先ネタバレあります。ご注意ください> この物語には、罪と裁き、性と暴力、宗教、神話、コミュニズム、ユートピア思想・・・などなど、 実に様々なファクターが織り込まれていますが、 個人的には一組のツインソウルの物語として読みました。 「愛がなければ、すべてはただの安物芝居にすぎない」 こんなストレートなセリフを、村上春樹が自分に許す時代なんだな。 物語は悲劇的な様相を呈していても、「愛」が「希望」へと確かにつながっている。 これはこれまでの作品には見られなかったことのような・・・ ツインソウル・・・(平たく言ってしまえば) 一応自分の人生のシナリオとしては、 最大のギフトとして「ツインソウルに出会う」という設定をしているつもりです((笑)) ええ、例えおばあさんになっていようとも(泣)。 (そんな10代の女子みたいなこと言ってるから、いつまでも独りなのよ!と、 身内の失笑が聞こえてきそうですが・・・(^^;) ) ツインソウルの事でいつもふと考えること、それは「出会い損ねる」可能性・・・ 三次元的には「出会い損ね」ってあるんだろうなー。 (まあ、そのシナリオさえも自分で書いているわけだけど) わたしには青豆(「1Q84」の女性主人公)のような潔さはないので、 「出会い損ね」の可能性を考えると、すっかり落ち込みます。 ツインソウルと出会って一度は結ばれたのに、 状況がそれを許さず別れたカップルも知っています。 ハッピーエンドだけ望んでいるうちは、まだまだ出会えないのでしょうね~ スポンサーサイト
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